大学入学共通テストが1月15日(土)、1月16日(日)と全国各地で実施されましたが、河合塾、駿台予備校&ベネッセ等で早速平均点の予想点が発表されています。
共通テストの地歴公民科目では今年日本史Bがかなり難化しており、世界史Bは易化していたという話があり、日本史Bで点数が取れなかった受験生は頼むから得点調整で点数上がってくれとお願いする受験生も!
実際のところ日本史Bは今年得点調整で共通テストの点数は上がるのでしょうか?
日本史B得点調整で共通テストの点数は上がる?
大学入試センターによると、受験者数が1万人以上で地歴公民科目の間で20点以上平均点に差が生じた場合のみ、得点調整を実施するとあります。
日本史Bと世界史Bは受験者数が1万人以上いる科目なので、後は20点以上平均点に差がなければ、得点調整は実施されないということになります。
そこで、河合塾と駿台予備校&ベネッセコーポレーションの地歴公民科目の今年の平均点の予想のデータを見てみます。
駿台・ベネッセ&河合塾の共通テスト2022社会科目平均点予想データ
科目名 | 駿台&ベネッセ予想 | 河合塾予想 | 駿台・河合平均 |
日本史B | 53 | 53 | 53 |
世界史B | 66 | 66 | 66 |
地理B | 59 | 59 | 59 |
現代社会 | 61 | 62 | 61.5 |
政治経済 | 57 | 58 | 57.5 |
倫理 | 64 | 64 | 64 |
このように、確かに世界史Bと日本史で平均点に差がありますが、残念ながら20点以上平均点に差は出ておらず、13点の差になると予想されます。
まだ正式な平均点の発表はされていませんが、どう頑張っても20点以上の差になることはないので、残念ながら日本史Bは得点調整で点数が上がる可能性はまずないというのが答えです。
平均点に10点も差があったら、どうしても世界史B選択の受験生が今年は有利になってしまうでしょう。
日本史B共通テスト2022得点調整まとめ
- 今年の共通テストでは日本史Bが難化し、世界史Bは昨年並みからやや易化
- 地歴公民科目で平均点の20点以上の差があった場合のみ得点調整は実施される
- 駿台予備校、河合塾の平均点の予想を調べると、日本史Bと世界史Bでは13点の差なので、日本史Bの得点調整はまず行われない
以上のことから、今年日本史Bは共通テストの得点調整で点数が上がることはまずないです。
日本史Bで今年思うように点数が取れなかった受験生は得点調整には期待せず、2次試験あるいは私立大学受験に向かって気持ちを切り替えて頑張るしかないでしょう。