サッカーワールドカップアジア最終予選で日本代表と対戦している中国代表ですが、
帰化選手があまりに多いことに違和感を覚える人も多いでしょう。
サッカー中国代表の帰化選手は今回合計4選手でブラジル出身がエウケソン、アラン、アロイージオの3選手でイングランド出身がブラウニングの1選手。
かつては日本代表もラモス瑠偉選手や呂比須ワグナー選手、田中マルクス闘莉王選手、三都主アレサンドロ選手など帰化選手が日本代表入りすることはよくありましたが、現在の日本代表に帰化選手は1人もいません。
では、なぜサッカー中国代表に帰化選手がこんなにも多いのでしょうか?
サッカー中国代表に帰化選手が多い理由はなぜ?
1つ目の理由は当然ながら帰化する選手は自分の国の代表であるブラジル代表やイングランド代表にはレベルが高過ぎて到底入れず、中国代表なら入れるので帰化してでもW杯に出たいという選手が多いからでしょう。
やっぱりW杯となるとサッカーをやっていたら誰もが憧れるところで聖地な訳なんで、帰化してでも出たいという選手が多いのは当然の理由。
続いて、中国の習近平国家主席が大のサッカー好きで、中国代表がW杯に出場すること、
中国でW杯を開催すること、2050年までにW杯で優勝することを強く望んでいるからだそう。
中国は2002年以降W杯に出場できておらず、今大会では中国リーグで5年以上プレーする外国人選手に対して、年俸の大幅アップを条件に中国国籍の帰化を促しているそうです。
その結果、今回4選手がブラジルやイングランドから中国国籍へと帰化し、中国代表に選出されているようです。
サッカー中国代表に帰化選手が多い理由まとめ
- ブラジル代表やイングランド代表など自分の国の代表選手になるのはレベルが高すぎて難しいので、中国国籍に帰化してでもW杯に出場したい選手が多い
- 習近平国家主席が大のサッカー好きで2002年から中国がW杯に出場できていないことから、今大会では中国リーグで5年以上プレーする外国人選手に年俸の大幅アップを条件に中国国籍への帰化を促した
まとめると、この2つが今大会中国代表に帰化した選手が多い理由のようです。
結構日本では試合前に中国代表は帰化した選手の能力が非常に高いから注意しろ!とサッカー解説者はコメントしていたのですが、各々のレベルは高いかもしれないですが、チームとしてはそこまで機能していなかったように思います。
しかし、日本代表がラモス瑠偉選手や呂比須ワグナー選手など日本に帰化した選手がJリーグや日本代表のレベルを上げたように、今後中国のサッカーのレベルは上がると思うので、日本代表もこれから油断はできないですね。