藤本監督に就任し、昨年Bクラスから一気にリーグ優勝争いをしているソフトバンクホークス。
長年サードのレギュラーを張っていた熱男こと松田選手が今年ホームラン0本と一気に衰え、他にも柳田、中村、今宮ら主力野手もベテランの域に差し掛かり成績も下降気味に。
今年のドラフトやFA補強などによってはかなりの選手が戦力外になる可能性もあります。
そこで、今年のホークスの戦力外候補の選手を予想してみました。
ソフトバンクホークス戦力外候補予想2023一覧
松田宣浩(39)
ホークスのチームの顔である松田もついに衰えがきてしまったのかと言う印象。
チームが調子良い時はもちろん悪い時でも仲間を鼓舞して盛り上げる姿は格好良かったがいちばんの魅力であるバッティングが昨年から散々の状態。
今シーズンは42試合出場で打率2割台前半ではスタメンどころかファームに落とされるのも納得。
同じ3塁には野村勇や川瀬などが頭角を現してきており松田も決して3塁のレギュラーとは言えなくなった。
もちろんチームとしては松田の精神的支柱は大きな力であるがそれは指導者としてもできるはず。よって来季の戦力構想からは外れる可能性が高い。
明石健志(36)
ダイエーホークス時代に入団で現役を続ける唯一の野手。
19シーズン目を迎えた今季は二軍からのスタート。一軍昇格後もコロナで戦線離脱など、なかなか長い活躍ができず苦しいシーズン。
6月の日本ハム戦で通算1000試合出場を達成しましたが、9月に二軍降格。この時点での降格は、来季の戦力外を意味しているともいえます。
本多、長谷川らチームの主力もシーズン後半で二軍降格後に引退を発表。シーズン中に引退試合を行ったパターンを考えると明石も今季で引退が濃厚と思われます。
秋吉亮(33)
昨年北海道日本ハムファイターズをノーテンダーになり、独立リーグの福井ネクサスエレファンツでプレーした秋吉。
福井での活躍が認められ、7月にホークスへ入団した秋吉だったが、一軍初登板戦となった北海道日本ハムファイターズ戦。清宮幸太郎にホームランを打たれ、さらに続く東北楽天イーグルス戦でも失点し僅か2試合で二軍落ち。
その後、二軍での登板はあるものの一軍昇格のチャンスが無いまま今に至る。又吉のケガで与えられたチャンスであったが、まもなく又吉も復帰。秋吉の今季限りの戦力外の可能性は高い。
高田知季(32)
内野ならどこでも守れる堅実性のある守備と意外性の打撃でユーティリティプレイヤーとしてホークスの控えを長く務めた高田。
しかし今季はルーキーの野村勇や若手の野村大樹、増田珠ら同タイプの若き野手が台頭。今季で32歳のベテランの出番は激減。
ここまで18試合の出場で安打はわずかに3本。打点も3点にとどまっており、優勝争いが佳境に入った9月に二軍落ちとなり、今季限りでの戦力外通告の可能性が高い。
奥村政稔(30)
最速154キロのストレートを前面に押し出す力投型右腕。
ルーキーイヤーの2019年にプロ初登板を果たすものの右ひじの靭帯のを損傷し、残りのシーズンをリハビリに費やすことになる。
以降復帰登板を果たすもシーズンを通して好成績を残すことができず、2021年からは登板機会も得られないままである。
社会人出身ということもあって年齢が30歳と決して若く環ないので、厳しい状況である。
中谷将大(29)
2021年シーズン途中に阪神からトレードで移籍してきたが、1軍での出場はなく、今季はわずか16試合の出場で、28打数6安打、打率.214という残念な成績に終わってしまっている。
阪神時代に広い甲子園で20本ホームランを打ったあのときのバッティングにはもう戻らない感じがしていて、外野守備も一塁守備も他の選手より落ちるので、今後の伸びしろ考えても戦力外になる可能性がある。
田中正義(28)
ドラフトで騒がれた男もプロ入り後はケガに泣かされ続け、昨シーズンは18試合を中継ぎで投げてようやく復活1軍定着かと思ったが今年は3試合で3回を投げたのみ。
期待が大きい選手だっただけにその落差に残念としか言いようがない。
年齢も28歳と中堅の位置にいるがこの先投手としての貢献度を考えると来季の契約更新は難しい。
黒瀬健太(25)
長打力が売りで右の大砲候補として2016年よりソフトバンク入りした黒瀬健太。度重なる怪我により一軍昇格を勝ち取れず、持ち味の長打力が発揮できないまま二軍暮らしが続いている。
2018年シーズン後に戦力外通告を受けて育成契約を結びなおすも、その後も目立った成績を上げることはできずにいる。年齢は25歳とまだ若手の部類であるが、他の若手が次々と一軍昇格を勝ち取る状況ではなかなか難しい。
九鬼隆平(24)
打力に定評があり入団時から正捕手候補として期待された九鬼も今年で6年。
その間、甲斐が正捕手に、栗原や谷川原が野手としてブレイク、海野が控え捕手として地位を掴んだのに対し、九鬼は今季一軍出場は無し。
二軍でも44試合の出場で打率.115と低調。渡邊陸や牧原巧汰といった若手捕手も実力をつけておりがけっぷちの状態。今後無いや、外野を兼用し打撃で勝負するのか、二番手三番手捕手として息の長い選手を目指すのか。
どちらにしても一度育成打診。つまり戦力外通告を受ける可能性が高い
グラシアル(37)
長年中軸を担ってきた選手だけに今シーズンぐらいの成績だったら来季も同じように残せると思うがやはり7本塁打と長打がないのがマイナスポイント。
チームとしても主砲を助っ人として迎え入れたいはず。
やはり昨年の右手骨折の故障が尾を引いているのか。
また年齢も37歳と選手としても決して若いとは言えない為今後更なるプレーの向上も見込めない事から来季の戦力構想からは外れる可能性がある。
ソフトバンクホークス戦力外候補予想2023まとめ
- 松田選手、明石選手、グラシアル選手など35歳以上のベテランで年俸もある程度貰っている選手で結果を残せていない選手は今シーズン戦力外になる可能性が高い
- 1軍ではほとんど活躍していない30代前半の中堅選手秋吉、高田、奥村選手なども戦力外濃厚
- ソフトバンクは3軍まであって選手層が他球団よりも厚く、他球団では戦力外にならない選手でも戦力外になることが多いチームなので、今シーズン1軍で試合にほとんど出ていない中谷将大、田中正義、黒瀬、九鬼選手など20代の若い選手でも容赦なく戦力外になる可能性が高い
以上、ソフトバンクホークスの戦力外候補の選手をまとめてみました。