オリックス・バファローズの今年のドラフト1位候補の選手を紹介したいと思います。
今年もオリックスはエース山本由伸選手や吉田正尚選手等が活躍し、ソフトバンクホークスと西武ライオンズと首位争いを繰り広げています。
一方で昨年31本のホームランを打った杉本選手や左の長距離砲であるT-岡田選手が不調となっており、まだまだ安定しているとは言えない状況。
そんなオリックスは今年のドラフト会議でどんな選手を狙っているのでしょうか?
オリックスバファローズドラフト1位指名予想2022
矢澤宏太(日体大)
大学投手陣の中で世代トップクラスとの評価が高い矢澤宏太。最速152キロの伸びのあるストレートに加えて、スライダー、カーブ、チェンジアップといった変化球を駆使する左腕
オリックスは山本由伸、宮城大弥、山岡泰輔といったパ・リーグ屈指の先発陣をそろえているが、エースの山本由伸がメジャーへ移籍した場合に備えてポスト山本として次世代のエース候補を補強しておきたいところ。
また矢澤は打者としての多くのポテンシャルを秘めており、身体に巻き付くような豪快なフルスイングと驚異のスイングスピードで長打を量産できるものを持っている。投手と野手どちらで指名されてもおかしくない選手である。
曽谷龍平(白鴎大)
オリックスは慢性的な左投手不足は解消されていないため、左投手の補強ポイントとして計算できる曽谷投手が適任だと言えます。
奈良県出身で関西出身の選手だけにオリックスも確実に目を付けていると思われます。
曽谷投手は、身長183cm、体重79kgのプロ向きの体格を誇り、最速152km/hの直球と、スライダー、カットボールなどを操るスリークォーター左腕で、投球イニング数を超える三振数を奪取できるボールのキレは特に左打者には厄介であると定評があります。
今季の公式リーグ松本大戦において、13三振を奪い、ノーヒットノーランを記録したことにより先発としてさらにプロからの評価をあげた投手ですが、登板直後に150km/hを記録するなど、中継ぎや抑えとしての適性も見逃せない好投手です。
羽田野温生(東洋大)
オリックスのウイークポイントは抑え投手で、平野佳寿投手は今のところ問題はないですが、来季39歳という年齢を考えると次世代の抑え投手を早急に育てたいところ。
地元大阪・大東市の選手で京セラドームからも近い汎愛高校出身の羽田野選手は球速の力強さからすると後ろにもって来た方がプロでは力を発揮するタイプ。
コントロールにはまだまだ難はあるものの、パ・リーグの力強く振ってくる打者相手なら力対力の勝負も見応えのある試合が見れるのでないかと思うと、今から楽しみが湧いてくる選手だと思います。
山田健太(立教大)
オリックスはPL学園の最後の選手で東洋大卒の中川選手を指名し、現在活躍しているように、地元大阪出身の選手を指名する傾向があります。
中でも根尾選手らとチームメイトであった大阪桐蔭の山田選手は二遊間の打撃力のテコ入れとして期待できる選手で内野はファースト、セカンド、サードを守れる器用な選手です。
183cm85kgのプロ向きの体格が魅力の強打の内野手で、立教大学では、1年時の春から一塁手としてレギュラーを掴み、大学リーグ通算59試合で打率.301、62安打、7本塁打、26打点を記録し、順調にプロへ向けてレベルを上げている選手。
大学リーグにおいて、現役トップである通算62安打を誇る広角打法はプロにおいても即戦力として期待できる選手として期待されており、ドラフト上位で指名される可能性は高いでしょう。
齋藤大輝(法政大)
今年のオリックスのチーム打率は.246と低迷しており、打撃力に定評のある内野手が指名される可能性が高いです。
特に二遊間のトータルwRAAの数値がパリーグで最も低いため、二遊間の攻撃力改善が急務な状況。
そのため、長打力のある内野手の即戦力として期待できる齋藤選手は適任であり、守備力と走力についても大変評価が高い総合力を兼ね備えた選手なので指名される可能性はあります。
杉澤龍(東北福祉大)
大学4年で春季リーグ3冠王に輝き、そのポテンシャルが期待される杉澤龍。東北高校から東北福祉大へ進学して、1年秋にレギュラーを獲得。
徐々に持ち味の打撃センスで出場機会を増やしていき、4年生の春季リーグでは打率.550、4本塁打、14打点で三冠王に輝き、12球団のプロスカウトの注目を一気に集めています
また、1塁到達4秒台、二塁到達には8秒台と足の速さにも定評があり、プロ入りして将来的には三冠王のみならずトリプルスリーも狙えるポテンシャルを秘めている選手。
オリックスは「走攻守揃った天才型のバッター。加えて勝負強さも持ち合わせている」とのスカウト評があり、オリックスが1位で指名する可能性は十分にあります。
松尾汐恩(大阪桐蔭)
地元大阪桐蔭出身ということもあり、上位指名を狙っていると思われます。
昨年もオリックスは大卒捕手を獲得していますが、現在レギュラー格の伏見や若月がそろそろFAを控える時期になり、若手の捕手を獲得しときたいところ。
松尾選手は打撃力にも優れていますし、野球センスの高いプレーヤーなので捕手だけでなくどこでも守れるのが強みでもあるでしょう。名門大阪桐蔭で鍛えられた野球脳は入団後に教えられるものではないでしょうから、大阪桐蔭ブランドという意味でも指名したい選手の1人です。
古川雄大(佐伯鶴城高)
身長186㎝、体重89kgと恵まれた体格を持つ右の長距離砲の古川雄大。恵まれた体格を活かして長打を量産し、高校時代は1年生秋からレギュラー入り、2年生夏からは4番打者を任されています。
また足の速さも50m6秒、肩の強さも遠投で110mを記録する強さを持ち、恵まれた体格に似合った身体能力には定評あり。
打撃面では本塁打を量産するも粗があるとのことだが、成長性を感じさせる素材型とも評価があり、吉田正尚や杉本裕太郎、T-岡田らを擁するオリックス強力打撃陣の未来のスター候補として外れ1位指名もしくは上位指名される可能性は十分にあります。
オリックスバファローズドラフト1位指名予想2022まとめ
- 地元大阪や関西の出身を上位に指名する傾向があり、大阪桐蔭出身の山田健太選手や白鴎大の曽谷選手など指名の可能性が高い
- 左の先発が不足しているチーム事情からすると、日体大の矢澤選手や白鴎大の曽谷選手は狙っていると思われる
- 二遊間が弱いので即戦力候補として立教大の山田選手の他に法政大の齋藤選手も指名される可能性がある
- 地元大阪桐蔭のキャッチャー松尾捕手も将来の正捕手候補として指名される可能性がある
以上、オリックスのドラフト1位指名候補予想でした。
個人的には立教大の山田健太選手でいきそうな気がするのですが、どうなるでしょうか?
今年のドラフト会議が非常に楽しみです。