高校野球の全国大会と言えば甲子園ですが、2021年は順延、順延で日程も大幅にズレ込んで、最悪の場合、8月31日に午前中から午後にかけて高校野球の決勝戦を行なって夜からナイターでプロ野球の阪神タイガースの主催試合を行うWヘッダーの可能性もあるとも言われています。
また、今年の夏の甲子園の大阪桐蔭対東海大菅生の試合では8回の表東海大菅生高校の攻撃中、雨が激しくなり、同点や逆転のチャンスがあったにも関わらず雨天コールドゲームにより、大阪桐蔭高校が7対4で勝利しました。
両校とも優勝候補の高校だけに注目度が高く、今回のコールドゲームに関して賛否両論がありました。
1回戦をする前に早朝に8回表から大阪桐蔭と東海大菅生の試合の続きをやればいいという意見も多数あり、甲子園を止めて京セラドーム大阪で試合をしたらいいなど色んな意見が飛び交いました。
他にも真夏の炎天下で甲子園球場で試合をするのは良くないという意見もあります。
いったいなぜ高校野球全国大会は京セラドーム大阪に変更できないのでしょうか?
高校野球全国大会を甲子園から京セラドームに変えない理由はなぜ?
まず、甲子園球場が高校球児にとって神聖化しているということ。
甲子園は世界で3番目に歴史のある球場らしく、日本では最も古い伝統ある球場です。
甲子園球場のあの蔦を見ると、野球ファンじゃなくても趣があって風情もあります。
実際のところ、高校球児に某新聞社がアンケートを取ったことがあるのですが、そこではおよそ95%の高校球児が甲子園でプレーしたいという意見で京セラドームで試合をしたいという高校球児はわずか5%しかいないというデータがしっかりと出ていました。
他に、甲子園球場は天然芝の球場なので、ケガがしにくく高校球児にとっても安全にプレーが出来るという点で人工芝のドーム球場では開催できないという意見もあります。
高校球児は普段人工芝でプレーすることなんてないので、やはり慣れた環境で安全にプレーが出来る甲子園球場の方がベストでしょう。
それから、甲子園球場は無料で高野連が2週間借りられるそうなのですが、京セラドームにすると莫大な使用料がかかってしまうので京セラドームで試合をするのは難しいということです。
あと、甲子園に出場したからには甲子園球場の土を持って帰りたいという選手も今も多いようなので、京セラドームで試合をするのは反対という意見も多かったです。
最後に炎天下で熱中症の危険性があると言われている甲子園ですが、ベンチやロッカールームに冷房が完備されており、そこまで熱中症の危険性は高くないということでした。
高校野球全国大会を甲子園から京セラドームに変えない理由まとめ
- 高校球児にとって甲子園球場は神聖化しており、実際新聞社が取ったアンケートでも95%の人がセンバツも夏も全国大会は甲子園で行うべきというデータが出ている
- 人工芝でケガする可能性が通常よりも高い京セラドームより甲子園球場の方が天然芝で高校球児にとって安全にプレーできる環境が整っている
- 甲子園球場は2週間無料で借りられるが京セラドームにすると莫大な使用料がかかる
- 甲子園出場記念に甲子園球場の土を持って帰りたい選手が多い
- 甲子園球場のベンチやロッカールームには冷房が完備されており、熱中症の危険性も低い
まとめるとこのようになりました。
色んな意見がありますが、やはり高校野球は甲子園球場でやるからこそ意味があるのでしょう。